SSブログ

【過去記事】2002年 高取山 [山関連]

当時HPに載せていたものの転載になります。
登山コースや道路状況は当時のものですので、現状とは異なる場合があります。
ご了承ください。

目的地:高取山(神奈川県)
行動日:2002年 11月 15日(金)
天気:曇り 時々 晴れ
コースタイム/コース:
 宮ケ瀬ダム駐車場 11:15
 高取山山頂 12:45
 高取山~仏果山/尾根道
 仏果山登山道分岐/仏果山登山道
 仏果山登山道 14:00
 大棚沢広場/県道
 宮ケ瀬ダム駐車場 14:40
02120219.JPG
高取山(705m)/仏果山より
miyagase_map.jpg
宮ヶ瀬湖周辺のビジターセンターで配布されているガイドマップより
今回は、宮ヶ瀬ダム辺りから、高取山・仏果山に登ることにした。
県道伊勢原津久井線から、宮ヶ瀬ダムの駐車場(無料)に入る。
ここは、ダム観光のバスも停留する為、一般車両の駐車は予約をした方が確実だが…午前中で平日ならば、大丈夫。(9:00~18:00)
平日だが、観光ツアーやダム見学の小学生で、人通りも多い。
02111501.JPG
皆、ダムの方へ向かうが、私は駐車場手前の登山道入り口に向かう。
駐車場から橋手前山側に、看板がないと見過ごしてしまいそうな(笑)登山道入り口がある。
02111503.JPG
まずは、橋の下の方まで下りる。そこからは、急な階段が続く。
階段は木ではなく、プラスチックだ。
迂回しながら登るのではなく、一気に階段を上がっていく。
これはつらい…。黄色に色づいた木々を抜けてヒーヒー言いながら、登ってはひと息、登ってはひと息を繰り返す。
15分ほど登ると、階段が切れ、テーブルがある休憩所に出た。
ここでちょっと休憩する。日当たりが良く、気持ち良い。
宮ヶ瀬ダムも見下ろせる。
ここからは先ほどの階段とは異なり、山の中へ分け入るという感じでけもの道のような登山道に入る。
ふと、脇を見ると…「山ヒル注意!春~秋」の看板が見える。
!?…山ヒルかよ~メチャメチャ、イヤだなあ…。
まあ、もう晩秋だし、夏みたいには出てこないよなあ…。
枯葉が、落ちてくる度に、ドキドキしながら、一歩一歩歩く。
02111509.JPG
植林杉の間を歩いていく。日の当たる斜面では、広葉樹の林が広がる。
下の休憩所から更に15分ほど登ると、少し開けた場所に出る。
テーブルが置いてある休憩所だ。
更に標高が高いので、宮ヶ瀬湖が上から見下ろせる。
ふもとの紅葉がいい感じで見えてきた。
ここの休憩所を過ぎると、犬の鳴き声が聞こえてきた?
傍らを見ると、ハンターのおじさん達が休憩している。
おお~ここは狩猟区なのか…気をつけなければ。
子供の頃、実家の裏山で遊んでいた時、ハンターに出くわした事を思い出す。
雑木林から農道に飛び出すと、そこに大きな猟犬を連れたハンターのおじさんにばったり出くわした。
散弾銃をはじめて見たのは、その時だ。
射撃姿勢には入っていなかったので撃たれなかったが(汗)その頃実家の方では、近所の窓ガラスに銃弾が飛び込むなど、デンジャーな環境だったのだ。
今では狩猟禁止区域がはっきりして、そういう事故はなくなったみたいだが…。
02111516.JPG
おじさん達に軽く会釈して、そこを通り過ぎると…少し下りになった。
次の尾根に取り付くと、尾根伝いの細い登山路になる。
もう、すっかり「山ヒル注意」のことは忘れしまった。
両側は切り立った崖だ。
大山よりも細くて路肩ももろい。
紅葉も一段と際立ってきた。
気の向くままにシャッターを切る。
西側は宮ヶ瀬湖の先に丹沢山系の山並みが見える。
高取山の山頂まであと数百mという頃、先の方で子供達の声が響くのに気付いた。
どうやら、集団で登山しているようだ。
何を、騒いでいるのか?という疑問は程なく解けた。
02111517.JPG
急な斜面のガレ場が待ち構えていた。ロープをぶら下がって登るポイントも出てくる。
撮影できる状態でもなかった(笑)
高取山の山頂に到着したのは…12:45ごろ。
登りはじめたのが11:30ごろだから、1時間15分で到着したことになる。
山頂にはひと足早く到着した小学生の集団(多分1クラスだろう)が休憩していた。
予定がおしているらしく(?)程なく愛川方面に下山していった。
急に静かになった山頂でふと見ると…鉄塔がある。
10mはあろうか?登ってみた。
02111519.JPG
鉄塔からは宮ヶ瀬湖半地区や、仏果山方面、丹沢の山々を見渡すことが出来る。
遠くに丹沢山が見える。
やがて薄い雲が広がって寒くなってきた。
そういえば天気予報では午前中雨もあり?とか…。
でも雨は降らなかった(よかよか)
今回おにぎりを持って来ていたのだが、実はこの後の予定があったので、ここでは昼食を取っている時間がなかった。
先を急いで、仏果山の方へ進む。
02111525.JPG
高取山~仏果山の尾根道は、比較的歩きやすい。
林の向こうに見えるのは仏果山の山頂だ。
時間的に仏果山の山頂へは間に合わないと判断し、途中の仏果山登山口方面に下り、湖沿いの県道を宮ヶ瀬ダムまで歩くことにした。
所々に愛川方面に降りる分岐点も存在する。
秋も深まり、冬の気配も漂う中、銃声が響く…。
しばらく歩くと仏果山山頂と宮ヶ瀬(仏果山登山口)との分岐点が現れる。
迷わず、乾いた登山路を宮ヶ瀬方面に下る。
02111532.JPG
こちらの登山路は、木の階段が続く。
宮ヶ瀬ダムからの登山路とは少々イメージが異なる。
大山のつづら坂のような…クネクネ道だ。
大山ほど一段一段の高さはないので、ひざへの負担は少ない。
道は落ち葉が敷き詰められている上に、下の表土が乾いており、滑りやすいから過信は禁物だ。
標高が下がってきたせいか、宮ヶ瀬湖も山の影で見えなくなってきた。
やはり空腹を感じる…。
そこでおにぎりをひとつ取り出し、行儀は悪いが…歩きながら食事を取る事にした。
幸い他の登山者もいない。
我ながらグッドアイデアだ。
02111535.JPG
だんだんと下の県道が木々越しに見えてくる。
階段は少なくなり、つづら折れの細い、赤土剥き出しのけもの道が主になった。
すでに飲み水は切れた…。
もう少しで県道かなあ?
車道の車の音がだんだんと聞こえてくる。
気付かぬうちに歩くスピードが速まる…。
もうすぐ14:00になるという頃、仏果山の登山口に到着した。
実は帰路につく予定時刻が、14:00ごろのつもりだった…。
1時間は遅れているなあ。
少し焦る気持ちを、湖の色がホッとさせてくれる。
まあ、山ヒルとハンターの恐怖(笑)に絶え、無事に降りてこられたし…良かった良かった。
02111542.JPG
大棚沢橋手前の駐車場にあるモミジの木は、真っ赤だ。
駐車場では、わざわざ車を停めてモミジの写真を撮るおじさんもいた。
県道伊勢原~津久井線は、車の通りは決して少なくはない。
歩道を歩くなら…まだ大丈夫だが、撮影などで路肩に出る時は充分注意して欲しい。
歩道をひたすら歩く。
アスファルトを歩くのは…土の上より、足や腰に響くような気がする(?)
02111544.JPG
大棚沢橋より山側を望む。彩りがきれいだ…。
県道は宮ヶ瀬湖沿いに回っているので、山並みと湖の対比が観賞できて面白い。
湖畔に覆い被さるモミジは、見事な色合いで目を楽しませてくれる。
宮ヶ瀬トンネルを越えれば、宮ヶ瀬ダム駐車場入り口だ。
午後は薄く雲はかかっているものの晴れ間もあり、平地を歩いていても身体が温まってくる。
ようやく宮ヶ瀬ダム駐車場に辿り着いたのは、14:40のことである。
午前中に来た時は路肩に停めてある車は疎らだったのだが、入り口は満車表示になっていた。
今回は700m級ダブルという計画ではあったが、途中計画変更した。
仏果山シングルならば、大棚沢橋の駐車場から仏果山登山口に入った方が良いとみた。
まあ、時間があればダブルも可能ではあるが、無理は禁物ね。
ガイドマップに載っていない愛川方面からの登山路もあるようだし、結構手軽なハイキングコースだ。
02111522.JPG
高取山山頂にて。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0