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【過去記事】2002年 仏果山 [山関連]

当時HPに載せていたものの転載になります。
登山コースや道路状況は当時のものですので、現状とは異なる場合があります。
ご了承ください。
 
目的地:仏果山(神奈川県)
行動日:2002年 12月 02日(月)
天気:曇り 時々 晴れ
コースタイム/コース:
 大棚沢広場 11:50/仏果山登山道
 高取山仏果山分岐
 仏果山山頂 13:00~13:30
 高取山仏果山分岐/仏果山登山道
 大棚沢広場 15:20
02111520.JPG
仏果山(747.1m)/高取山より
02120201.JPG
またまた、休みを取って…宮ヶ瀬湖に出かける。
前回登れなかった仏果山に登ることにした。
仏果山登山口(バス停)にある、登山コース案内より)
県道伊勢原津久井線から宮ヶ瀬ダム方面に向かい、大棚沢広場の駐車場(無料)に車を停めた。
仏果山登山口から山に入ったのは11:50。
今回は早めに昼食を取ったのだが、念の為コンビニでおにぎりをひとつ購入しておいた。
先日下った山道を今度は登る。
昨日天気が崩れたせいか土は湿り気を帯び、森の空気も水気にあふれている。02120204.JPG
山に入ったとたん森の空気は変わる…不思議だ。
時折、陽射しが入るので寒さを感じない。
前回下りのときに感じたように、高取山に比べると登りやすい斜面だ。
立ち止まっては振り返り、森の中にいることを楽しめるような雰囲気だ。
すでに紅葉もピークを過ぎ、登山道は落ち葉が敷き詰められ、まるで絨毯のようだ。
ひざへの負担は軽減されるので歩くのは楽だし、何より落ち葉の中を歩く、自分の足音がシャリシャリと気持ちがいい。
山の方を見ると、目指す仏果山の紅葉もまだらになってしまっている。02120206.JPG
宮ヶ瀬ビジターセンターが遠くに見える。
月曜ということもあり、周りには誰もいない…。
枯葉が落ちる音と自分の足音と、野鳥のさえずりしか聞こえない。
まさに「自由」を感じる空間だ。
落ち葉の絨毯は、程よい傾斜を持って続く。
やがて木の階段が現れる。
階段というよりは、土も削れて…そう、アスレチックのようだ。02120208.JPG
少しばかり、傾斜がきつくなりますよ~ってのを意味する訳だ。
所々階段の土は削られ、一段ごとの高低差が増すところがあるが、程よい運動量だ。
ひと汗かいた頃、森が少々変わる。
モミの木が多くなってきた。
まだ、紅葉の名残を惜しむかのようなモミジの木も見られる。
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立派なモミの木だ。この辺りは存在感のあるモミの木が何本かある。
更に登っていくと…標高が上がるにつれ、落ち葉の絨毯の厚みが増していく。02120212.JPG
やがて、高取山と仏果山の分岐点に到着した。
目指す仏果山は…左手奥を登っていく。
ここから仏果山へは、尾根沿いにぐるりと回りこむ感じになっている。
尾根道では4組ほどのハイカーとすれ違った。
道幅も狭いし、所々にガレ場がある。
落ち葉がかぶっているので、注意しないと滑ってしまいそうだ。
下りは気をつけないと。
ふと振り返ると尾根を進んでいる為、高取山方面が良く見える。02120215.JPG
山の色は、だいぶにじんでしまった。
もう冬だな…と改めて思う。
やがて正面に仏果山山頂が現れ、その尾根に取り付く。
山頂はまもなくだ。
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最後の最後でガレ場が続く。
ロープを伝わないと危ない箇所もあるが、ちょっとした冒険気分が味わえる。
ん~…ここへ来て、こう来るか…。怒涛のガレ場(笑)
ガレ場を越え、目の前にアンテナ塔が現れると、山頂に到着していた。02120218.JPG
逆光でよくわからないが(笑)岩の中には、小さなお地蔵様がおられる。
お地蔵様にここまで無事に来れたことに感謝しつつ、辺りを見回すと…。
仏果山山頂は、高取山に比べ平坦部が少ない。
ベンチなどもあるのだが、傾斜の中に階段のように並んでいる。
割と…地味なんだな…。
そう思いつつ、看板を見ると仏果山の由来が書いてあった。
仏果禅師という偉い方が修業された山なのだそうだ。
何でも、かの師が禅を組まれた岩は今では沢に落ちてしまったそうなのだが、由緒ある山なのだ。
確かに…独り瞑想にふけるにはもってこいの場所だ。
せっかくだから展望台に登る事にした。
この展望台はアマチュア無線のアンテナ台にもなっている。
標高750m弱からの眺めは高取山にも劣らない。
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南に位置する三峰山。
その右奥には大山が見えるらしいのだが…今日は何も見えない。
途中ズボンのすそのゴムが切れてしまったので修理したり、おにぎりを食べたり…。
ゆっくりとタバコをふかしたり…。
人がまったく来ないことをいいことに賞味30分以上くつろいだ。
さすがに鉄板の床で、お尻が冷えてくる頃(笑)下山の途についた。02120222.JPG
山頂直下には、路肩が崩れているところもあった。
木橋が架けてあるが、雨上がりなどで濡れている時は慎重に通過してもらいたい。
気をつけないと、谷へ真っ逆さまに落ちてしまう。
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帰りは…あっという間。
落ち葉の絨毯のせいか、足取りもまだ軽い。
足を滑らせてヒヤっとする場面もあったが、黙々と降りる。
まだ15:00前だが、薄曇ってしまい陽射しが乏しい。
だんだんと寒くなって来たので、手袋とニット帽で防寒対策する。
見覚えのある道だから、不安のかけらもない。
30分もしたら…県道の車の音が聞こえてきた。
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木々の雰囲気も、上と下では違うものだ。
少しずつ現実の世界に近づいていくような(?)何だか残念な(ような?)不思議な感覚だ。
林の先には、宮ヶ瀬湖もチラチラ見えてきた。
15:20頃、無事に登山口まで到着。
お疲れ様でした。
前回の心残りを払拭して、よし!って感じだろうか?(何だ、それ)
丹沢周辺の山はたくさんあるし、奥が深そうだ。
今度は丹沢山方面に進出か?
う、しかし…そろそろスキーシーズンだ…。

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