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【過去記事】2003年 高取山~仏果山 [山関連]

当時HPに載せていたものの転載になります。
登山コースや道路状況は当時のものですので、現状とは異なる場合があります。
ご了承ください。

目的地:高取山~仏果山(神奈川県)
行動日:2003年 11月 08日(土)
天気:曇り
コースタイム/コース:
 大棚沢広場 11:50/仏果山登山道
 高取山仏果山分岐
 仏果山山頂 13:00~13:30
 高取山仏果山分岐 /仏果山登山道
 大棚沢広場 15:20
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仏果山(747.1m)/高取山仏果山分岐付近より
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先日、風邪で2日も会社を休んだ為、平日に休みを取って山に行く事に気が引けて、土曜日に登山計画を立てた。
あまり人のいる山に行かない私としては、珍しいコトだ。
丹沢山系で最高峰の蛭ヶ岳に登ろうと、登山届まで作成したのだが…前日、長女あやなさんが、一緒に行くと言い出し、急遽行き先を変更。
父娘初登山は、初級コースの高取山&仏果山となった。
昨年、ここに来た時、小学生が遠足で来ていたことを、
ふと思い出し、こっちの方が初級向きで、そこそこスリルがあって、何と言っても人が少ないだろうと推測。
山と高原地図28「丹沢」(昭文社)より

英ままにお弁当を作ってもらい、8:00過ぎ自宅を出発。
途中のコンビニで水・行動食を調達し、宮ヶ瀬湖畔の大棚沢駐車場に着いたのは、9:00頃。
さすがに、この季節は駐車場も混雑している。
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手早く準備して、はす向かいの仏果山登山口に向かったのは、9:15のこと。
登山口には、経路工事中の看板があった。
修復工事しているのだろうか?
今回、あやなさんは山歩きは初めて。ひょこひょことついて来る。
赤土の細い登山路を進むと、やがて階段が見えてくる。
スギの植林の中をクネクネした登山路が上へと続く。
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路肩を盛り返しているような箇所が点在する。
盛り土の上に小動物の足跡を多数発見し、しばし歩を止めて、足跡を観察。
今回、1.6L/2人の水を用意。思いのほか、今日は暖かく、汗がにじんでくる。
何組かの登山者に追い抜かれる。
昨年の色づきに比べ、今回は、まだ緑が目立つ。
今年の紅葉は…ちょっとピンぼけ気味かもしれない。
あやなさんはかなり元気で、ずっとしゃべりながら登っている。
道端で目に付いたキノコや、足跡や…学校のこととか、普段、無言で黙々と登っている私はちょっと不思議。
じっとしているよりも、身体を動かすことの方が好きな様で…。
階段などは、私よりも早く登って行く。
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宮ヶ瀬周辺は場所によって携帯の電波が届くので、途中英ままから応援のメッセージが入る。
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標高が少し上がり、植生が変わった。この辺りは、モミの木が多く見られる。
ここにはベンチがあるので、小休憩とする。
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早速モミの木の観察を始めるあやなさん。私は一服タイム。
10分ほど休憩した後、再び歩き出す。
前後には他の登山者の声が聞こえてくる。
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ちょい前に先程抜いていったおじさん3人組が近づく。何故か階段はたったか登って行く娘。
私は階段がキライなので(笑)娘の足を引っ張ってしまう…。
先行するおじさんとの距離は、なかなか詰まらない。
さあ、もうちょっとで尾根道の分岐点だ。
「ヤマヒル注意 春~秋」の立看板が出たら、もう分岐点だ。
分岐点に到達。
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更に高取山まで、500~600mあることを知り、ふくれるあやなさん(笑)
おなかが減ってきているらしい。
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少し色づいている高取山を目指し、狭い尾根道を進む。
愛川ふれあいの村方面との分岐点で、滝頭小(?)の引率の先生に会う。
どうやら、ハイキングに来ているらしい…。
山頂付近がざわついている…嫌な予感がする。
11:00、高取山山頂に到着。
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当初、ここで昼食の予定であったが…予想通り、山頂は小学生で埋まっている。
(オイオイ、土曜日なのに~)
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お腹へってるのに~ぐびっとヤケ飲みのあやなさんである(苦笑)
仏果山の方が人気が少ないと判断し、仏果山山頂で昼食を取ることにする。
来た道を引き返す。
すれ違いざま、さらに小学生が登って来る。
また、途中会った、おばさん3人組に再会した。
おばさん達は、先に仏果山に行った後、高取山で休憩しようと思ったらしい。
高取山山頂が混雑していることを告げ、おばさん達と別れる。
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目指す仏果山まで 1.2kmほど…。山頂までの道は、更に細く…所々にガレ場がある。
この季節は、落ち葉も敷き詰められているので、注意が必要だ。
3回ほどか…上り下りを繰り返すと、仏果山山頂直下に取り付く。
傍らに目をやると、モミジは、部分的に紅葉している。
ロープを伝い…木橋を越えたら…仏果山山頂だ。
12:00頃、仏果山山頂到着。
いったんアンテナ塔に登って見るも、遠くはガスがかかっており、彼方までは見通せず。
お腹へった~と主張するあやなさんの為に、展望もそこそこ(写真すら撮ってない)ベンチに陣取る。
すでに先客で半分以上のテーブル・ベンチは埋まっている。
いずれもミドル以上で、ファミリーの組は少ない。
中には、なめてんのか?ルックのファミリーも居たが…どうやら愛川ふれあいの村方面から来たらしい。
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早速、お弁当を広げる。二人とも空腹だったので…箸は止まらない。
空気は冷たいので、ガスストーブでお湯を沸かし、食後ココアを入れる。
陽射しはあるものの、空気は若干冷たい。
身体も温まったことで、13:00下山することにした。
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仏果山山頂 747.1m。記念撮影だ!
さあ、下山としよう!
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下りは結構危険。あやなさんも何度か滑りそうになった。
一見、重力に身を任せ、楽なような下りでも…。
落ち葉の下には石ころがあり、知らずに足を取られる事もしばしば。
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登りは元気だったあやなさんも、口数が減ってくる。
ようやく、往路に休んだテーブルの所まで、戻って来た。
しばし、休憩を取る。
そろそろ下山のピークでもあり、前後には他の登山者の声が聞こえる。
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ブナの根元に生えている苔を観察中のあやなさん。ふかふかのじゅうたんのようだ?
この日、あやなさんが念入りに観察していたのはブナの木とモミジの葉っぱ。
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だいぶ日も傾いてきた…とはいえ、まだ 14:00過ぎだ。
口数の少ないあやなさんに変わり、「がんばれ、がんばれ、あと少し」と声をかける。
すでに県道の車の音は近くに聞こえ、宮ヶ瀬湖の湖面がキラキラ輝くのが見える。
二人とも自然と歩くスピードが速まる。
そのスピードは後続のおばさんを引き離し、先行するおじさんに追いつくほどの勢い(笑)
あやなは黙々とついて来る。
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14:45、目の前がぱ~っと明るくなった。1時間45分かけて仏果山より下山した。
ゴールだ!宮ヶ瀬湖が目の前に広がる。
下にたどり着いて、気が楽になったのか?あやなさんが「カメラ貸して~」と言う。
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ずっとぶら下げていたDSC-F707を貸す。
大棚沢の駐車場にはモミジやツバキがあるが、まだ、早いようだ。
昨年、ここに訪れた時は…モミジは真っ赤だった。
宮ヶ瀬の湖面は静かに揺れ、傾きかけた陽射しがキラキラと反射してきた。
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娘と山を登るのが、こんなに早く訪れるなんて思いもしなかった。
本人はまだまだ余裕らしい…。
味噌汁持って、山に登ってテントに泊まるのが目下の目標らしい。ほほ~頼もしい限りだ。
また、行く機会もあるだろうか…(笑)

今回の教訓)
子供用の登山靴って、ないのかな?
ザックも買わなきゃ。

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